山崎豊子さんの死と「知る権利」について

9月になって、たまたま自宅の本棚にあった「運命の人」を読んでいたら、9月29日に作家山崎豊子さんが亡くなったということをニュースで知りました。
山崎作品は、「白い巨塔」、「華麗なる一族」や「大地の子」、そして「沈まぬ太陽」など時代の出来事を綿密に描いた作家で知られています。「運命の人」は沖縄返還の時の外務省の密約問題を取り上げた毎日新聞社西山氏のことをテーマとした小説です。この問題は今の国会で審議されている特定機密保護法で議論されている「知る権利」裁判を主題にしたものです。西山事件は30年以上も前の1970年代のことですが、最近では中国漁船が海上保安庁の船に衝突する映像を海上保安庁の職員がユーチューブで公開したものなどがありました。
それにしても、山崎豊子さんは「運命の人」を早く文庫本にして、広く読んでほしいと言っていたそうで、国民の「知る権利」を重視されていたものと思われます。ご冥福をお祈りいたします。(平成25年11月18日)

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